審査が甘いファクタリング会社のおすすめ12社の特徴を比較

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売掛債権を売却して資金調達するファクタリングは、今すぐにでも手元に現金が必要なときでも対応できる方法です。

ファクタリングには審査があるため、「お金がないとビジネスチャンスを逃す」「支払期日が迫っている」など、焦っている事業者は不安を感じる可能性もあります。

本記事ではできるだけ早く資金調達したい事業者に向けて、以下の項目を取り上げました。

  • 審査が甘いファクタリング会社12選
  • 審査が不安なときに選ぶべきファクタリング会社の特徴
  • ファクタリングの審査に通過する可能性を高めるコツ

審査が甘いファクタリング会社のおすすめを12社紹介し、審査が不安なときに選ぶべきファクタリング会社の特徴も紹介。

審査通過の可能性を高めるコツも解説するので、自分に合うファクタリング会社を選んで申し込み、資金調達を成功させましょう。

本サイトが独自調査した、審査が甘いファクタリング会社は以下の12社です。

  • ビートレーディング
  • QuQuMo
  • アクセルファクター
  • ベストファクター
  • PMG
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • ペイトナーファクタリング
  • バイオン
  • フリーナンス
  • ラボル
  • PAYTODAY
  • みんなのファクタリング
目次

審査が甘いファクタリング会社を利用したい人におすすめの12社を比較

審査が甘いファクタリング会社を利用したい人におすすめの12社は、以下の通りです。

ファクタリング会社 審査通過率
※公式サイト発表
対象 最短入金時間 手数料 買取金額 必要書類の点数 Web完結 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
ビートレーディング 最大買取率98% ・法人
・個人事業主
最短2時間 2.0%~12.0%程度 制限なし 2点
QuQuMo 記載なし ・法人
・個人事業主
最短2時間 1.0%~ 制限なし 2点
アクセルファクター 93.3%~ ・法人
・個人事業主
最短即日 0.5%~ 30万円~上限なし 3点
ベストファクター 92.2% ・法人
・個人事業主
最短即日 2.0%~ 30万円~ 2点
PMG 記載なし ・法人
・個人事業主
最短即日~3日 2.0%~ 50万円~2億円 3点
日本中小企業金融サポート機構 記載なし ・法人
・個人事業主
最短3時間 1.5%~ 制限なし 2点
ペイトナーファクタリング 記載なし ・法人
・個人事業主
最短10分 10.0% 1万円~100万円 2点
バイオン 記載なし ・法人
・個人事業主
最短60分 10.0% 5万円~ 3点
フリーナンス 記載なし ・法人
・個人事業主
最短30分 3.0%~10.0% 1万円~上限なし 2点
ラボル 記載なし ・法人
・個人事業主
最短30分 10.0% 1万円~ 2点
PAYTODAY 記載なし ・法人
・個人事業主
最短30分 1.0%~9.5% 10万円~ 3点
みんなのファクタリング 記載なし ・法人
・個人事業主
最短60分 記載なし 記載なし 2点

審査が柔軟な傾向のファクタリング会社はあっても、審査なしでの利用はできません。

審査に必要な時間や書類の点数も、申込先によって違います。

必要なタイミングまでに審査が完了するか、買い取って欲しい金額に対応しているかも含めて比較し、自社に合うファクタリング会社を選びましょう。

ビートレーディングは審査通過率最大98%で利用実績も豊富

ビートレーディングの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
最大買取率98%
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短2時間
手数料 2.0%~12.0%程度
買取金額 制限なし
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

ビートレーディングは審査通過率が最大98%で、100件の申し込みがあったら98件程度は審査に通過します。

審査に不安がある事業者でも、審査通過率の目安や月間取引数が分かっていると申し込みやすいです。

ビートレーディングは以下の通り実績も豊富で、積極的に買い取りを行っている様子がうかがえます。

実績 詳細
月間契約数 1,000件
取引先実績 5.8万社
累計買取額 1,300億円


※2024年3月時点
※参考:ビートレーディング

月間契約数だけでも1,000件と多く、取引先実績は5.8万社あります。

審査通過率が高く、積極的な取引を行っているファクタリング会社に申し込みたい人は、ビートレーディングを選びましょう。

ビートレーディングは注文書ファクタリングにも対応

ビートレーディングは、受注を受けた段階でファクタリングを利用する、注文書ファクタリングにも対応しています。

仕事を引き受けた段階での資金調達もでき、納品まで待つ必要がありません。

納品までの期間が長くなりがちな以下の業種でも資金不足に対応しやすいです。

  • 建設業
  • 建築業
  • IT業界
  • 製造業

「工事期間中に急遽資材が必要になった」「着手金の少ない大型契約で資金繰りが苦しくなった」などの事態に備えたい人も、ビートレーディングを活用しましょう。

QuQuMoは少額から高額の買い取りまで幅広く対応してくれる

QoQoMoの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短2時間
手数料 1.0%~
買取金額 制限なし
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

QuQuMoは買取金額に制限がなく、少額から高額まで幅広く対応してくれます。

30万円以下の少額の売掛債権を買い取って欲しい個人事業主も、大口の売掛債権を元に資金調達したい法人も、金額を気にせず利用可能です。

QuQuMoは幅広い買取金額の審査に最短2時間で対応。

公式サイトに掲載されている利用者の口コミによると、以下の声がありました。

  • 資金調達額1,200万円の申し込みから振り込みまで2時間だった
  • 1,500万円の申請が4時間程度で通った

参考:QuQuMo

迅速な審査と買い取りは必要書類が揃っていなければならないので、以下の書類を揃えてスピーディーな資金調達を実現しましょう。

必要書類 詳細
入出金明細 保有する全銀行口座の入出金明細直近3ヶ月分
請求書 請求金額と入金日が確定た請求書
その他の書類 ・代表者の本人確認書類
【個人事業主の場合】
・開業届または確定申告消費者金融一式
・健康保険証

QuQuMoでは決算書類の提出を求められないため、急いでいるときにも無理なく必要書類が揃えられます。

売掛債権の金額を気にせず、少ない書類で申し込みたい事業者はQuQuMoに申し込みましょう。

QuQuMoはフリーランスにも積極的に対応

QuQuMoは「フリーランスも絶賛応援中」と公式サイトに明記していて、事業形態に関わらず申し込みやすいです。

「フリーランスだからファクタリングの審査が不安」といった悩みがある人も、
QuQuMoを選びましょう。

アクセルファクターは親身で柔軟な審査をモットーとするファクタリング会社

アクセルファクターの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
93.3%~
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短即日
手数料 0.5%~
買取金額 30万円~上限なし
必要書類の点数 3点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

アクセルファクターは、親身で柔軟な審査をモットーとしているファクタリング会社です。

アクセルファクターでは独自の基準を設け、画一的ではない柔軟な審査を行っています。
その結果、業界内でも高水準の査通過率93.3%を実現いたしました。銀行融資や他ファクタリング会社で断られた方もお気軽にご相談ください。
出典:アクセルファクター

アクセルファクターは「自分が経営者ならどのような対応を望むか」に重点を置き、利用者に対応。

スタッフが親身になって相談を受けてくれるファクタリング会社です。

以下の理由で審査に通りにくい事業者でも、一緒に解決方法を模索してもらえます。

  • 毎月決まった取引ではないので契約書を作っていない
  • 通帳の原本を提出できない
  • 税金を滞納している

契約書や通帳の原本がなくても、代替書類の提案や取引実績を証明できる方法の相談を通して、買い取りできないか検討します。

設立から日が浅く、財務状況を確認する確定申告書や決算書類がないときも、一律で審査否決にはなりません。

足りない資料があるためにファクタリングへの申し込みを諦めている事業者は、アクセルファクターで相談に乗ってもらいましょう。

アクセルファクターは早期申込割引も魅力

アクセルファクターには、新規契約者に対する以下の早期申込割引があります。

入金希望日 手数料の割引率
30日以上先 1.0%
60日以上先 2.0%

例えば10月1日にファクタリングを申し込み、入金希望日が11月5日なら、1.0%の手数料割引が受けられます。

100万円の買い取りを希望したとすれば、1万円負担が減る計算です。

将来的にお金が必要になる予定が分かっているなら、アクセルファクターへ早めに申し込んで手数料の割引を利用しましょう。

ベストファクターは3社間ファクタリングにも対応可能

ベストファクターの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
92.2%
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短即日
手数料 2.0%~
買取金額 30万円~
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

ベストファクターは、3社間ファクタリングにも対応できるファクタリング会社です。

3社間ファクタリングは、売掛先の同意を得てファクタリング会社が直接売掛先に支払いを請求する仕組み。

ファクタリング会社が売掛先と直接やり取りできるため、未回収のリスクを低減できます。

未回収のリスクが低い分、売掛先企業に連絡を入れずに利用する2社間ファクタリングよりも審査に通りやすい傾向です。

ただし3社間ファクタリングは売掛先に資金難を知られて、「契約を継続して大丈夫か」との不安から今後の契約を見送られる可能性もあります。

売掛先との信頼関係があり、ファクタリングの利用を認めてもらえる事業者は、ベストファクターで審査通過率を上げましょう。

ベストファクターは資金調達シミュレーターを利用できる

ベストファクターの公式サイトで資金調達シミュレーターを利用すると、買取手数料の診断ができます。

入力する項目は以下の通りです。

  • 売却を希望する債権額
  • 事業スタイル(法人か個人事業主か)
  • 売掛先の会社規模(大規模、公共機関、個人企業など)
  • 事業者の名称や連絡先

申し込み前に手数料のイメージもできるので、審査に自信がなく「審査に通っても手数料が高額になるかもしれない」と不安な事業者にぴったりです。

簡易的な診断なので必ず同じ結果になるとは限りませんが、事前に手数料の目安を知りたい人は活用しましょう。

PMGは資金調達から根本的な経営改善までサポート

PMGの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短即日~3日
手数料 2.0%~
買取金額 50万円~2億円
必要書類の点数 3点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

PMGは、迅速な資金調達から根本的な経営改善までサポートしてくれるファクタリング会社です。

資金調達のサポートにより一時的な経営難に対処し、長期的な視点で財務支援や経営安定化のアドバイスも実施。

幅広い知識と経験を持つスタッフが対応してくれるので、事業の安定化が図れます。

企業の先も見据えた対応を行うために売掛債権の買い取りにも積極的な傾向で、リピート率も高いです。

実績 詳細
リピート率 96%
他社からの乗り換え率 98%

参考:PMG

リピート率の高さは、申込者が納得できるサービスを受けられて、かつ再度利用したいと感じられた証拠。

満足いくサービスを受けられる可能性が高いので、初めての利用にも向いています。

ファクタリングのみで対応できないときは別の方法も含めて提案し、審査の柔軟性を高めています。

「今後も資金難が続きそうで不安」「ファクタリングだけではなく経営全体の相談に乗って欲しい」といった事業者は、PMGに申し込みましょう。

PMGは高額の資金需要にも対応

PMGは最高2億円までと、高額な資金需要にも対応可能です。

取引実績を確認すると、1ヶ月あたり50億円前後の買い取りを行っています。

取引実績 8月 9月 10月 11月
契約数 984件 1,036件 959件 907件
買取額 48億円程度 57億円程度 50億円程度 49億円程度

※令和6年分
参考:業務実績│PMG

契約数も800件~1,000件程度と多く、資金不測の際に頼りやすいです。

高額のファクタリングに対応して欲しい事業者もPMGを利用しましょう。

日本中小企業金融サポート機構は8,100社以上の企業と取引あり

日本中小企業金融サポート機構の画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短3時間
手数料 1.5%~
買取金額 制限なし
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

日本中小企業金融サポート機構は、8,100社以上の企業と取引を行っている経営革新等支援機関です。

経営革新等支援機関は、中小企業経営力強化支援法に基づいて認定を受けている組織。

中小企業に対して、専門性の高い支援事業を行っています。

中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るため、平成24年8月30日に「中小企業経営力強化支援法」(現在の「中小企業等経営強化法」)が施行され、中小企業に対して専門性の高い支援事業を行う経営革新等支援機関を認定する制度が創設されました。
出典:認定経営革新等支援機関│中小企業庁

中小企業に特化しているため、「企業規模が小さいのでファクタリングの審査に通るか不安」「中小企業専門のサポートを受けたい」といった事業者にぴったりです。

買取金額に制限はなく、過去に3万円~2億円まで買い取った実績があります。

少額ファクタリングが可能な点も、中小企業が利用しやすいポイントです。

ただし売掛先が個人事業主のときは相談が必要なので、売却できる売掛債権が複数あるなら法人の売掛先を選ぶと審査に通過しやすくなります。

中小企業に特化したファクタリング会社を利用したい事業者は、日本中小企業金融サポート機構に申し込みましょう。

日本中小企業金融サポート機構は非営利団体で手数料が低め

日本中小企業金融サポート機構は非営利団体で、利息による収益を目的としていません。

1.5%~と低めの手数料を設定しており、返済時の負担を大幅に抑えられるのがメリット。

「ファクタリングを利用したくても手数料が不安」といった事業者でも、相談しやすいです。

手数料負担を軽減したい中小企業も、日本中小企業金融サポート機構を選びましょう。

ペイトナーファクタリングは着金まで最短10分のスピード対応

ペイトナーファクタリングの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短10分
手数料 10.0%
買取金額 1万円~100万円
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

ペイトナーファクタリングは、申込完了から着金まで最短10分のスピード対応も可能なファクタリング会社です。

フリーランスや個人事業主を対象としているため、事業規模が小さい人でも申し込めます。

ペイトナーファクタリングはAI審査を採用していて、電話やメールによるやり取りは必要ありません。

「個人事業主で忙しく書類作成に手間をかけられない」「フリーランスでファクタリングの審査が不安」といった事業者にぴったりです。

フリーランスや個人事業主向けですが、法人も審査の対象。

金額が小さめな請求書しかなく、ファクタリングの利用が難しい法人も、ペイトナーファクタリングなら利用できる可能性も。

個人間取引のファクタリングも認められていて、法人の売掛先がなくファクタリングを諦めていた事業者にも向いています。

開業届は不要で副業でも利用可能と、幅広い人が審査の対象です。

支払期日まで70日以内の請求書を買い取っているので、期限を確かめてから申し込みましょう。

初回の申請可能額は25万円までで、継続利用しているうちに利用実績に応じて最大100万円まで申請可能額が引き上げられます。

スピーディーで手間の少ないファクタリングを利用したいフリーランスや個人事業主は、ペイトナーファクタリングを活用しましょう。

バイオンは個人事業主も利用しやすいよう5万円から申し込める

バイオンの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短60分
手数料 10.0%
買取金額 5万円~
必要書類の点数 3点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

バイオンはフリーランスや個人事業主の利用も歓迎しているファクタリング会社で、5万円から売掛債権を買い取ってくれます。

下限額が5万円の請求書なら、フリーランスや個人事業主でも持っている可能性が高いです。

バイオンは取引先に通知の行かない2社間ファクタリング専門で、取引先にファクタリングの利用を知られる心配もありません。

フリーランスや個人事業主がファクタリングを利用していると、将来性を不安に思われ契約を継続してもらえない可能性も。

2社間ファクタリングで通知なしに事業資金を用意できれば、安定した経営に繋げられます。

バイオンは入金待ち請求書の無料見積もりも可能です。

来社や面談もなく、「事業所が地方で来社できない」「一人で営業しているため気軽に離れられない」といったフリーランスや個人事業主でも、無理なく利用できます。

バイオンの手数料は一律10.0%で、資金計画も立てやすいです。

見積もり後のキャンセルも可能で、見積もりしたものの資金を用意できる目途が立ったときは、手数料を支払う必要がありません。

「もしかしたらお金が足りないかもしれない」といったときは、見積もりだけでも利用できます。

少額の売掛債権の売却先を探しているフリーランスや個人事業主は、バイオンに申し込みましょう。

フリーナンスはフリーランスへのサポートが充実したファクタリング

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項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短30分
手数料 3.0%~10.0%
買取金額 1万円~上限なし
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

フリーナンスはフリーランスへのサポートが充実していて、会員登録すると以下のサービスが利用できます。

  • 事業用口座の開設
  • 請求書の即日現金化(ファクタリング)
  • 業務遂行中の事故に対する補償
  • 請求書にカード決済機能を追加

主にフリーランス向けのサービスですが、法人も登録可能です。

フリーナンスのフリープランは無料で登録でき、最高5,000万円まで業務遂行中の事故の補償が受けられます。

フリーナンスのファクタリングは、会員が利用できるサービスの1つです。

フリーナンス口座を報酬の受取先に設定していると事業実態を確認しやすいため、ファクタリングの審査に通りやすい可能性があります。

業務遂行中の事故に備えつつファクタリングの審査通過の可能性も高めたい人は、フリーナンスのプランに登録しましょう。

フリーナンス口座で報酬を受け取っている人は、ファクタリングの手数料が3.0%~10.0%になります。

フリーナンス口座を報酬の受取先に設定しないと手数料が一律10.0%なので、口座を開設したら活用してファクタリングの手数料を下げましょう。

フリーナンスには有料プランもある

フリーナンスの有料プランを契約すると以下のサービスも追加でき、万が一の事故や病気に備えたいフリーランスにもぴったりです。

プラン 月額費用 フリープランに追加されるサービス
レギュラー 490円 ・最高500万円の業務過誤保障
・最長1年の所得補償
・Adobe CCを15%オフで利用可能
プレミアム 980円 レギュラーのサービスにバーチャルオフィス利用のサービスを追加

フリーランスはけがや病気で働けなくなると収入が途絶える可能性もあるため、所得補償をつけたい人はレギュラー以上のプランを契約しましょう。

ラボルは独立直後や新規の取引先でも相談に乗ってもらえる

ラボルの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短30分
手数料 10.0%
買取金額 1万円
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

ラボルはファクタリングの審査に通りにくい独立直後や、新規取引先の売掛債権売却の相談にも乗っています。

「独立直後で軌道に乗っておらず資金繰りが厳しい」「継続取引していた企業との契約が終了した」などの理由がある事業主にぴったりです。

ラボルでは請求書以外に、以下のうちいずれかのエビデンス資料も求められます。

  • 過去3ヶ月の入出金履歴が分かる通帳
  • 請求書に記載されている取引先からの入金履歴
  • 取引先担当者が請求内容を了承していると分かるメッセージ
  • 押印済みの発注書や契約書
  • 請求内容が確認できるWeb請求書発行システムの管理画面など

通帳の入出金履歴や。取引先担当者が請求内容を了承していると分かるメッセージがあれば、売掛債権の信ぴょう性が高まります。

請求内容を了承していると分かるメッセージの例は以下の通りです。

  • メール
  • Slack
  • LINE
  • Chatworkなど

押印済みの発注書や契約書も、売掛債権の存在を証明できます。

エビデンス資料が多ければ信頼を得やすく、審査通過の可能性が高まるので、可能な限り揃えて提出しましょう。

提出するエビデンス(審査資料)が多いほど審査の通過率が上がります
出典:よくある質問│ラボル

ラボルは面談不要で、決算書や契約書の提出も求められません。

資金調達に手間をかけられない事業者でも利用しやすいです。

独立後や新規取引先の売掛債権を売却するなら、エビデンス資料を増やせば審査通過の可能性が高まるラボルに申し込みましょう。

PAYTODAYはベンチャー企業やスタートアップへの支援にも注力

PAYTODAYの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短30分
手数料 1.0%~9.5%
買取金額 10万円~
必要書類の点数 3点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

PAYTODAYは以下の3つの分野に注力したファクタリング会社です。

  • ベンチャー企業やスタートアップ
  • 地方の中小企業
  • フリーランスや個人事業主

革新的な分野に挑戦している企業や地方の中小企業など、融資やファクタリングの利用が難しい事業者に注力しています。

一般的にはファクタリングの審査に通りにくくても、力を入れているPAYTODAYなら審査通過の可能性も。

公式サイトではオンライン診断も行っていて、以下の項目を入力すれば審査通過率と概算買取査定金額が表示される仕組みです。

  • 売掛先企業への請求金額
  • PAYTODAYの利用回数
  • 売掛先との取引は初回か継続か
  • 売掛金の支払い期日
  • 売掛先は上場企業か
  • ファクタリング申込企業の年間売上規模

審査通過の可能性がパーセント表示されるため、「審査通過率が90%近いから申し込む」といった判断がしやすいです。

PAYTODAYの利用回数が「リピーター」や、売掛先企業との取引が「継続」なら、審査通過率が上がる傾向にあります。

売掛先が複数あるなら、取引期間の長い請求書を買い取ってもらいましょう。

PAYTODAYが注力している企業を経営している人や、審査通過率を診断してから申し込みたい事業者には、PAYTODAYがぴったりです。

みんなのファクタリングは赤字や税金滞納中でも利用できる可能性がある

みんなのファクタリングの画像

項目 内容
審査通過率
※公式サイト発表
記載なし
対象 ・法人
・個人事業主
最短入金時間 最短60分
手数料 記載なし
買取金額 記載なし
必要書類の点数 2点
Web完結
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング

みんなのファクタリングは、経営状態が悪化している以下の事業者でも利用できる可能性があります。

  • 赤字
  • 税金滞納中

独自のAI審査では、ファクタリング利用者の経営状態よりも売掛先の状態を重視。

売掛債権を回収できる見込みがあれば、審査通過も可能です。

ただしみんなのファクタリングは売掛先が個人事業主の債権は買い取りできません。

売掛先が法人なら、経営状況に関わらず相談に乗ってもらえます。

審査は完全オンラインで、電話対応も必要ありません。

「経営状態が悪くファクタリングを利用できるか心配」「資金調達に時間をかけず業務に取り組みたい」といった事業者は、みんなのファクタリングを利用しましょう。

みんなのファクタリングは土日祝日も即日振り込みに対応

みんなのファクタリングは、土日祝日も即日振り込みに対応できます。

土日祝日に営業している事業者が休日に資金不足に陥っても、最短60分での買い取りも可能です。

当日中の振り込みを希望するときは、18時までに手続きをすべて完了させる必要があります。

申し込み手続きでは、申し込みフォームの入力や請求書または通帳などエビデンス資料のアップロードもしなければいけません。

手続き時間や審査時間を考慮して、遅くても16時までには申し込みを始めましょう。

審査が甘く柔軟性も期待できるファクタリング会社を選ぶならポイントをチェック

審査が甘く柔軟性も期待できるファクタリング会社を選ぶなら、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ファクタリングを専門に取り扱っている
  • 個人事業主やフリーランスも利用の対象としている
  • 審査通過率や取引実績を公表している
  • 提出書類が2点で済む
  • 少額買取に対応できる
  • Web完結に対応している

ファクタリングを取り扱っている企業には、ファクタリング専門の会社と、ファクタリング以外の業務も行っている企業があります。

ファクタリング専門の会社なら、審査に柔軟性を期待可能です。

フリーランスも含めて審査を行っているファクタリング会社や、審査通過率を公表している会社は、顧客獲得に積極的な傾向にあります。

提出書類の少なさや、Web完結による手続きの手軽さを重視しているファクタリング会社も、幅広い顧客の利用を想定していて審査が柔軟です。

できるだけ多くのポイントを満たすファクタリング会社に申し込み、審査通過の可能性を高めましょう。

ファクタリングを専門に取り扱う会社に申し込む

審査通過率を高めるなら、ファクタリング専門の独立系ファクタリング会社に申し込みましょう。

ファクタリングの提供元には、以下の種類があります。

提供元 特徴 企業例
銀行系ファクタリング 銀行や銀行のグループ会社が運営 ・みずほファクター
・三菱UFJファクター
ノンバンク系ファクタリング クレジットカード会社や消費者金融が運営 ・AGビジネスサポート
・三井住友カード
独立系ファクタリング ファクタリング専門 ・ビートレーディング
・QuQuMo
・アクセルファクター

銀行系やノンバンク系のファクタリングを利用すると、系列の金融機関が持っている情報も審査に反映されます。

例えばみずほファクターに申し込んだ事業者が、過去にみずほ銀行のローンで滞納していると、信用を得られず審査に通らない可能性も。

特に銀行系ファクタリングは利用者の信用度も重点的にチェックするため、赤字経営や税金滞納があると審査に通りにくいです。

独立系ファクタリングは、系列の銀行やクレジットカードの利用状況に影響を受けません。

審査基準は主に売掛先の信用度で、赤字や税金の滞納があっても審査に通るケースがあります。

審査が不安な事業者は、ファクタリングのみを扱う独立系ファクタリングに申し込みましょう。

個人事業主やフリーランスも利用の対象としている会社が利用しやすい

個人事業主やフリーランスも利用の対象としているファクタリング会社は、買い取りに積極的な傾向にあります。

個人事業主やフリーランスは、法人と比較して経営が安定していないとみなされがちです。

ファクタリングの審査では利用者の信用度もチェックされています。

信用度が低い個人事業主やフリーランスの利用を認めているファクタリング会社は、利用者よりも売掛先の信用度に重点を置いて審査を実施。

売掛先に資本があり滞納の記録もなければ、ファクタリングの利用者が個人事業主でも売掛金を回収できる可能性が高いからです。

幅広い顧客の獲得を目指しているため、審査に柔軟性が期待できます。

本記事で紹介したファクタリング会社は、いずれも個人事業主も利用可能です。

中でもフリーランスの利用が可能と明記しているファクタリング会社は以下の通り。

  • QuQuMo
  • ペイトナーファクタリング
  • バイオン
  • フリーナンス
  • PAYTODAY

個人事業主は税法上の区分を表します。

フリーランスは企業に所属せず自由に仕事を請け負う、働き方を指す言葉です。

両方を含めて記載しているファクタリング会社は、法人ではなく個人が持つ売掛債権の買い取りにも積極的と予想できます。

法人がファクタリングを利用する際も、審査が不安なら個人事業主やフリーランスの利用を認めているファクタリング会社に申し込みましょう。

審査通過率や取引実績を公表しているファクタリング会社は積極審査を行う傾向がある

審査通過率や取引実績を公表しているファクタリング会社は、積極的に審査を行っている可能性があります。

審査通過率に自信のないファクタリング会社は、数字を公表できません。

取引実績を明記しているファクタリング会社は、個人事業主から法人まで幅広い事業者を取引対象にしていると予想できます。

実績を公表しているファクタリング会社の例は以下の通りです。

ファクタリング会社 審査通過率 取引実績
ビートレーディング 最大買取率98% ・取引先実績5.8万社
・月間契約数1,000件程度
・累計買取額1,300億円以上
アクセルファクター 93.3%~ ・累計契約数18,000件
・申込総額350億円
ベストファクター 92.2% 年間相談件数10,580件
PMG ・年間契約数7,800件以上
・リピート率96%
日本中小企業金融サポート機構 取引企業8,100社以上
ペイトナーファクタリング 累計申請数20万件以上

審査通過率が高く取引実績も多いのは、ビートレーディングです。

アクセルファクターやベストファクターも90%以上の申込者が審査に通過しています。

積極的に顧客を集めているファクタリング会社に申し込むなら、審査通過率や取引実績に注目しましょう。

提出書類が少なければチェック項目も減り審査に通りやすい

提出書類が2点のみと少ないファクタリング会社なら、チェック項目が減り審査に通りやすいケースもあります。

ファクタリングの審査で必要な書類は、原則以下の3点です。

必要書類 詳細
売掛債権の存在を証明する書類 ・請求書
・発注書
・納品書
・契約書など
通帳のコピー
財務状況の確認書類 ・確定申告書
・決算報告書

3点の書類のうち、省略できる可能性があるのは財務状況の確認書類です。

売掛債権の存在を証明する書類は、売掛金の金額や取引先を確認するため必ず提出しなければいけません。

通帳のコピーは事業実態があり、普段から売掛金を受け取っている事実が証明できる、エビデンス資料として活用されます。

財務状況の確認書類が必要なファクタリング会社は、売掛先の信用度のみではなく申込者の財務状況も重視する傾向です。

確定申告書や決算報告書に目を通され、財務状況が悪いと分かれば、審査に通らない可能性もあります。

必要書類2点で申し込めるファクタリング会社は以下の通りです。

  • ビートレーディング
  • QuQuMo
  • ベストファクター
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • ペイトナーファクタリング
  • フリーナンス
  • ラボル
  • みんなのファクタリング

財務状況が良くない事業者は書類の提出が2点で済むファクタリング会社に申し込み、審査通過の可能性を高めましょう。

少額買取に対応できるファクタリング会社は取引先規模が小さくても申し込める

少額買取に対応できるファクタリング会社なら、取引先規模が小さく少額の売掛債権しか保有していなくても申し込めます。

ただしファクタリング会社によっては少額からの売掛債権に対応できても、売掛先が法人しか対応できないケースも。

売掛先が個人事業主のみの人は、対応可能か確認してから申込先を選びましょう。

少額買取にも対応できるファクタリング会社は以下の通りです。

ファクタリング会社 最小買取額 売掛先が個人事業主でも買取可能
ビートレーディング 制限なし
QuQuMo 制限なし
日本中小企業金融サポート機構 制限なし △(要相談)
ペイトナーファクタリング 1万円~
バイオン 5万円~
フリーナンス 1万円~
ラボル 1万円~

売掛先が法人なら、いずれに申し込んでも構いません。

フリーナンスやラボルは売掛先が個人だと審査に通らないので、売掛先が個人なら対応できるビートレーディングやQuQuMoに申し込みましょう。

Web完結できるファクタリング会社はAI審査で詳細な確認を避けやすい

Web完結できるファクタリング会社は、AI審査を導入しているのが一般的です。

AI審査では、各項目に対して基準値を超えられていればクリアとみなされます。

人の手で細かいチェックはしないケースも多いため、詳細な確認を避けられる可能性も。

ファクタリング会社ごとにチェックするポイントが決まっているため、審査項目となっていない部分で気になる点があっても審査には影響しません。

人の手で審査を行うと、AIが気付かない点に注意が向くケースもあります。

例えば人の手による審査だと、申込者の受け答えに矛盾があれば「本当に売掛金が存在するのか」と疑われます。

準備不足でうまく答えられなかったときや、偶然忘れていた内容を聞かれたとき、審査落ちに繋がりがちです。

AI審査なら担当者との会話なしにゆっくり準備して審査に臨めるため、受け答えにまで気を配る必要がありません。

今回取り上げたファクタリング会社は、ベストファクター以外はすべてWeb完結に対応できます。

担当者との会話を避けて審査を進めるなら、Web完結可能なファクタリング会社を活用しましょう。

相談しながら申し込みたい事業者には、ベストファクターが向いています。

ファクタリング審査通過の可能性を高めるコツ5つは?支払い期限が近いほど通りやすい

ファクタリングの審査で見られるポイントと審査通過の可能性を高めるコツは、以下の3つです。

ファクタリングの審査で見られるポイント 審査通過の可能性を高めるコツ
請求書の支払い期限 支払い期限が近いほど審査に通りやすい
取引先の信用度 信用度が高いほど審査に有利
ファクタリングの種類 3社間ファクタリングの方が審査通過の可能性は高い

ファクタリングの審査では、主に売掛先の信用度や売掛金を回収できないリスクに重点が置かれます。

売掛債権の回収日が遠いほど、売掛先の経営難によって回収できないリスクが高まるため、支払い期限が近いほど審査に通りやすい傾向です。

取引先の信用度が高いほど倒産や未払いのリスクが低いと判断され、審査に有利。

3社間ファクタリングは、売掛先とファクタリング会社が直接やり取りをする方式です。

売掛先の存在が明確になり、売掛金の信ぴょう性が高まるため審査に通りやすくなります。

審査通過の可能性を高める対策と合わせて、複数社で見積もりを取る方法も有効です。

ファクタリング会社からの信頼を得られるよう、協力的な姿勢で審査に臨みましょう。

支払い期限が短い売掛債権は買い取ってもらいやすい

支払い期限が短い売掛債権なら、買い取ってもらえる可能性が高まります。

支払いサイトが長いと以下の理由で不利になりやすいです。

  • 支払いまでに売掛先が倒産する可能性もある
  • 支払いサイトが長いと本当に売掛金が存在するか疑問視される

支払い期日が30日後なら売掛先倒産の可能性は低くても、180日後に支払い予定だと経営状況が変わるリスクも高まります。

例えばペイトナーファクタリングは、支払い期限が70日以内の売掛債権しか買い取っていません。

ペイトナーファクタリングの例を元にすると、支払い期限が2ヶ月以内を目安としてファクタリングに申し込みましょう。

支払い期限が長いと売掛債権の存在を疑問視される

請求書の支払い期限が長すぎると、審査の対象外になるケースもあります。

支払いサイトが長いと、本当に売掛金が存在するのか、架空請求ではないか疑問視されやすいです。

申込時点では売掛債権がなくても、半年以内に仕事を進めて売掛債権を確保してしまえば、ファクタリング会社はお金を回収できます。

実際には売掛債権がない状況で申し込みするのを防ぐため、支払い期限が長期間の売掛債権は認めない可能性が高いです。

売掛債権を回収できないリスクが高いほど審査では不利なので、複数の売掛債権があるなら支払いサイトの短い債券で審査を受けましょう。

以下の業種は支払いサイトが長くなりがちなので、対応を得意としているファクタリング会社を選ぶと審査通過の可能性を高められます。

  • 建設業界
  • IT業界

ビートレーディングは支払いサイトが長い業界への対応を得意としていて、アクセルファクターは各業界に精通した担当者が在籍しています。

ベストファクターの最多利用業種は建設業なので、建設業界やIT業界で腹炊いている事業者は3社のいずれかに申し込みましょう。

信用度が高い取引先の売掛債権を優先的に売却する

信用度が高い取引先の売掛債権を優先的に売却すると、審査に通りやすくなります。

信用度が高い取引先の特徴は以下の通りです。

  • 売掛先が法人
  • 売掛先との取引期間が長い

売掛先が法人だと、企業が存在しているか調査できます。

例えば国税庁の法人番号公表サイトを利用すれば、架空の企業ではないとすぐに確認可能です。

しかし個人事業主が売掛先だと、確認できないケースもあります。

売掛債権が存在すると証明するには、売掛先が法人の請求書を優先的に活用しましょう。

売掛先との取引期間が短いと、信用を得にくい傾向です。

初めて取引した売掛先の請求書でファクタリングの審査を受けると、審査落ちする可能性もあります。

できるだけ取引期間が長い売掛先の債権を選んで、審査通過を目指しましょう。

取引先の了承が得られるなら3社間ファクタリングも検討する

取引先の了承を得られる事業者は、3社間ファクタリングも検討しましょう。

ファクタリングには以下の2種類があります。

ファクタリングの種類 特徴 審査の通りやすさ 取引相手への通知不要 審査スピード 手数料
3社間ファクタリング ・売掛先の同意を得てファクタリングに申し込む
・ファクタリング会社と売掛先が直接やり取りする
遅め 低め
2社間ファクタリング 利用者とファクタリング会社のみで取引する 早め 高め

3社間ファクタリングは売掛先の同意を得て利用するファクタリングで、ファクタリング会社が直接売掛先から売掛金を回収します。

売掛先も契約に関わると、売掛債権の存在を証明しやすいです。

直接売掛先からお金を振り込んでもらえば、ファクタリングの申込者がお金を支払わないリスクも低減できます。

3社間ファクタリングでは売掛金を回収できる可能性が高い分、審査難易度は低い傾向です。

2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社のみのやり取りで、売掛先への通知がありません。

本当売掛金が存在するか明確にする必要がある上に、ファクタリングの利用者が売掛金を受け取っても、ファクタリング会社に入金しないリスクがあります。

売掛金を回収できないリスクが高ければ、審査難易度も高くするしかありません。

審査通過率を上げるなら、3社間ファクタリングを利用しましょう。

3社間ファクタリングには取引先に疑念を抱かせるデメリットがある

3社間ファクタリングには、「経営難に陥っているのではないか」「取り引きを継続して問題ないか」との疑念を抱かせるデメリットもあります。

不安に思われると、以降の取引を断られる可能性も。

以下の事業者は、3社間ファクタリングを選んで審査通過率を上げましょう。

  • 取引先との信頼関係があり相談しやすい
  • 取引先もファクタリングを利用していて理解がある
  • 取引先が公的機関で契約を打ち切られる心配がない

取引先と信頼関係があり資金について相談できる状態なら、ファクタリングの利用を知られても問題ありません。

取引先もファクタリングを利用しているなら、サービスへの理解があるので快く対応してくれる可能性もあります。

取引先が以下の公的機関なら、契約を打ち切られるリスクは低いです。

  • 国民健康保険団体連合会
  • 社会保険診療報酬支払基金
  • 地方公共団体

例えばファクタリングの利用者が病院や福祉施設なら、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金に対して以下の報酬を請求できます。

  • 診療報酬
  • 調剤報酬
  • 介護報酬

資金繰りの悪化が原因で契約を切られる、保険機関としての登録を取り消されるといった心配はありません。

地方公共団体が建設業者に発注する事業は、ほとんどのケースで完成を待って代金が支払われます。

工事期間中に費用が足りなくなる例もあり、ファクタリングの利用を理解してもらいやすい傾向です。

取引先との今後の関係性が不安なときは、2社間ファクタリングを選びましょう。

複数社で見積もりを取り対応可能なファクタリング会社に売却する

ファクタリングの審査に通過したいときは、複数社で見積もりを取りましょう。

見積もりを取るだけなら、同時に複数のファクタリング会社に申し込みしても構いません。

例えば以下の3社に同時申し込みすれば、最短2時間程度で審査結果を確認できます。

ファクタリング会社 最短審査時間 手数料
ビートレーディング 最短2時間 2.0%~12.0%程度
QuQuMo 最短2時間 1.0%~
ペイトナーファクタリング 最短10分 10.0%

ペイトナーファクタリングは最短10分審査も可能で、早めに審査結果を確認できます。

ただし手数料が一律10.0%のため、ビートレーディングやQuQuMoで審査に通るとより少ない手数料で利用できる可能性もあります。

3社すべてで通ったら手数料が最も低いファクタリング会社を選ぶと、負担を軽減しながらのファクタリングが可能です。

1社しか通らなかったら、手数料に関わらず審査に通ったファクタリングを利用すれば、事業資金を調達できます。

見積もりは複数社に依頼しても構いませんが、1つの売掛債権を複数のファクタリング会社に売却するのは犯罪行為です。

二重譲渡とは同じものを複数の相手に渡すことで、ファクタリングでは一つの売掛金を複数社に売却することを表しています。
これは不当に資金を得ようとする横領罪や詐欺罪に該当する立派な犯罪です。
出典:ファクタリング複数譲渡は必ずばれる!適正に利用し資金調達しよう│日本中小企業金融サポート機構

審査結果が出たファクタリング会社と契約した後、手数料が安いからと別の会社とも契約しないよう、すべての結果が出てから比較しましょう。

協力的な姿勢で審査に臨むと信用を得やすくなる

ファクタリングの審査結果には申込者の姿勢が影響するケースもあります。

協力的な姿勢で審査に臨むと信用を得やすいので、以下のポイントを押さえて申し込みましょう。

  • 要求された書類を必ず準備する
  • 書類の提出期限を守る
  • 書類の不備なく申し込む
  • 回答に矛盾がない

必要書類は売掛債権や事業実態の裏付けに使用されるため、未提出や提出遅れがあると審査を進められません。

「通帳のコピーを3ヶ月分求められたのに1ヶ月分しか提出しない」「記入漏れがある」など、書類の不備があると支払いをしてくれるか不安視され審査に通らない可能性も。

電話で聞き取りがあったときに矛盾した回答をすると、売掛債権の存在や業務管理能力を疑われて審査に通りにくいです。

必要書類を提出するときは、以下の点を確認しましょう。

  • 必要書類は揃っているか
  • 記入漏れやミスはないか
  • 指定された期間の書類が揃っているか

分からない点は調べてから記入し、正確な情報提供でファクタリング会社からの信用を得ましょう。

審査の甘いファクタリング会社を利用する際の注意点5つ

審査の甘いファクタリング会社を利用する際の注意点は、以下の5つです。

  • 審査の柔軟なファクタリング会社は手数料が高め
  • 即日審査なしで利用できるファクタリング会社はない
  • 開業から間もないと審査に落ちる可能性が高い
  • 譲渡禁止特約つきの売掛債権は売却できないケースもある
  • 支払いを延滞すると審査に通りにくくなる

審査が甘いファクタリング会社は売掛金が回収できないリスクを負っているため、手数料が高めに設定されています。

審査に柔軟性を持たせているファクタリング会社はあっても、審査なしでの利用はできません。

審査なしを強調しているファクタリング会社があったら、違法業者だと疑いましょう。

開業から間もない事業者は、審査に落ちる可能性が高いです。

ファクタリングを利用する際は、譲渡禁止特約がついていないか確認しましょう。

譲渡禁止特約がついているときは、売却できないケースもあります。

支払いを延滞すると次回以降の審査に通りにくくなるので、期限内に支払いを済ませ、スムーズにファクタリングの利用を続けましょう。

審査の柔軟なファクタリング会社は手数料が高い傾向にある

審査の柔軟なファクタリング会社の手数料は高めの傾向にあります。

審査を柔軟に行うほど、売掛金を回収できないリスクが高まるためです。

ファクタリングの手数料には、以下の意味があります。

  • ファクタリング会社が業務を行うために必要な費用
  • 売掛金未回収のリスクに備える

ファクタリング会社が業務を行うためには、人件費や賃貸料が必要です。

経営に必要な費用以外にも、手数料には売掛金未回収のリスクに備える意味があります。

万が一売掛金の回収ができなかったときは、ファクタリング会社が不足分を補わなければいけません。

ファクタリングの契約は原則売掛債権と合わせて未回収リスクも移転する、ノンリコース方式です。

請求書の支払い期限が来るまでに取引先の倒産や業績悪化があり、売掛金が回収できなくなったとしても、ファクタリング利用者が補てんする必要はありません。

ファクタリングはリスクも含めて買い取る仕組みのため、未回収のリスクが高ければより多くの備えが必要になります。

少しでも手数料を下げるなら、相見積もりを取り、手数料が少なめに設定されたファクタリング会社を選んで申し込みましょう。

即日審査なしで100パーセント通るファクタリングはない

審査が柔軟なファクタリング会社はあっても、即日審査なしで全員通るファクタリングはありません。

ファクタリングには未回収のリスクがあるので、審査なしで契約するとファクタリング会社の経営が成り立たない可能性も。

リスクがあるのに審査なしで利用者を誘うファクタリング会社には、以下の危険性があります。

  • 高額な手数料を請求される
  • 債権が回収できないときに買い戻しをさせられる

ファクタリング会社の手数料は、高くても20.0%程度が一般的です。

40.0%や50.0%と高めの手数料が設定されていると、受け取った売掛金の半額程度を手数料として支払わなければいけません。

高額な手数料を支払うと、かえって資金繰りが悪化します。

債権が回収できないときに買い戻しをさせられる契約は、ファクタリング会社がリスクを負わない契約方法です。

資金を受け取って利息をつけて支払ったにもかかわらず、回収できなかった債権が手元に戻ってきた例もあり、偽装ファクタリングと判断されました。

「偽装ファクタリング」とは、高額な手数料を差し引き、売掛債権の買い取り代金を支払うものの、正規の債権売買でないことから、買主が回収リスクを負わず、債権回収できない場合は買戻しを行わせるもので、実態は貸付けです。
出典:悪質な金融業者にご注意!│日本貸金業協会

貸し付けを行うには、都道府県知事や財務局長に貸金業者としての登録申請が必要です。

手数料が30.0%を超える、債券の買い戻しを求めるといったファクタリング会社の利用は避けましょう。

違法ファクタリング会社の特徴

登録申請をせず高額の手数料を請求する違法ファクタリング会社の特徴は、以下の通り。

  • 債権が回収できないときに買い戻しを求めるウィズリコース契約になっている
  • 売掛金が振り込まれる予定の通帳やキャッシュカードの提出を求められる
  • 融資の契約を結ばせ代表者が保証人になるよう求める
  • 資金の受け取り方法が振り込みではなく手渡し
  • 契約書や領収証が発行されない

参考:「ファクタリング」を装ったヤミ金融にご注意ください│日本貸金業協会

通常のファクタリングはノンリコース契約で、通帳やキャッシュカード本体の提出は求められません。

ファクタリングは売買契約なので、融資の契約は不要です。

不審な点のあるファクタリング会社は利用しないよう、契約内容をチェックしてから申し込みましょう。

開業から間もない事業者はファクタリングの審査に落ちる可能性が高い

開業から間もない事業者が申し込むと、ファクタリングの審査に落ちる可能性が高いです。

ファクタリングの審査は売掛先の信用を重視しますが、申込者の経営状況も考慮しています。

開業から間もない事業者だと本当に事業をしているか、今後経営を続けられるか不安視されるため、審査に通りにくい傾向です。

売掛先が開業間もないときも、ファクタリング審査に落ちやすくなります。

開業間もない事業者がファクタリングを利用するなら、開業直後でも利用可能と明記している以下のファクタリング会社に申し込みましょう。

  • ビートレーディング(※売掛先が法人に限る)
  • アクセルファクター
  • ラボル
  • PAYTODAY

ビートレーディングは売掛先が法人の請求書に限って、創業直後の事業者にも対応すると明記しています。

売掛先が法人だと信用を得やすいので、開業間もない事業者がファクタリングを利用するなら法人の請求書を買い取ってもらいましょう。

譲渡禁止特約がついた売掛債権は売却できない可能性もある

ファクタリング会社によっては、譲渡禁止特約(または譲渡制限特約)がついた売掛債権を売却できない可能性もあります。

譲渡禁止特約とは、売掛先の同意なしに請求書を譲渡できない約束です。

売掛先は事務手続きの手間を減らし、安全な取引をする目的で、譲渡禁止特約をつけるケースがあります。

譲渡禁止特約をつける主な理由は以下の通り。

  • ファクタリング利用により取引先を登録する手間が増える
  • 取引先が多いとファクタリングの同意を求められる件数が増え対応できない
  • 債権の譲渡先が非正規の業者だとトラブルに巻き込まれる可能性がある

取引先をすべて社内システムに登録している大企業では、ファクタリング会社を新規の取引先として追加登録しなければいけません。

取引先の多い企業では、取引先の追加登録やファクタリングの同意を求める連絡への対応に人手が割かれる可能性も。

利用者が売掛債権を非正規の業者に売却する可能性もあり、トラブルを避ける意味も込められています。

2020年の民法改正により、譲渡禁止特約がついた売掛金の譲渡は原則有効となりました。

譲渡制限特約が付されていても、債権譲渡は原則有効となります。
出典:債権法改正により資金調達が円滑になります│経済産業省

資金繰りに困っている事業者にとっては、円滑な資金調達効果が期待できます。

ただし譲渡禁止特約をつけている売掛先はファクタリングの利用を良く思っていない可能性が高く、3社間ファクタリングは難しい傾向です。

連絡してファクタリングの許可をもらえない限り、売掛先に知られる3社間ファクタリングは利用できません。

ファクタリング会社によっては、リスクを考慮して買い取りに積極的ではないケースもあります。

譲渡禁止特約つきの売掛債権を買い取ってもらいたいときは、ファクタリング会社に相談しましょう。

ファクタリングは信用情報に影響しないが延滞すると審査に通りにくい

ファクタリングは融資ではなく売掛債権の譲渡なので、信用情報には影響しません。

信用情報とは個人や企業の借り入れに関する以下の情報です。

  • ローンやクレジットの契約情報
  • 借入状況
  • 返済状況

信用情報の照会は返済能力調査を目的としていて、ローン審査に申し込んだときに実施されます。

信用情報を見れば借入状況や返済状況が分かるため、「借り過ぎていて今後の返済が不安」「すでに滞納があり返済の見込みはない」といった判断が可能です。

ファクタリングは手元にある売掛債権を売却する方法で、借り入れではないため信用情報の影響は受けず、新たな登録もありません。

ただし売掛債権が入金された後に支払いを延滞すると、次回以降ファクタリングの審査に通りにくくなります。

ファクタリング会社同士で情報を共有する仕組みはありませんが、延滞を起こしたファクタリング会社ではまず審査に通りません。

複数のファクタリング会社で遅延を起こすと、利用できるファクタリング会社がなくなります。

ファクタリングを利用するなら、受け取った売掛金はすぐに入金しましょう。

ファクタリングの遅延により発生するデメリット

ファクタリングの延滞には以下のデメリットもあります。

  • 遅延損害金を請求される
  • 損害賠償請求をされる
  • 偽造罪や詐欺罪に問われる

ファクタリングの支払いを延滞すると損害賠償の意味合いを持つ遅延損害金が請求され、手数料より多くのお金を払わなければいけません。

請求を受けても放置していると損害賠償請求を受け、犯罪に問われるケースもあります。

ファクタリングの支払いが遅延しそうなときは、ファクタリング会社に連絡を入れて指示を仰ぎましょう。

無断で延滞すると、損害賠償請求を受け犯罪に問われる可能性も高まります。

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