「転職エージェントとは何か?」
「料金は掛かる?デメリットが気になる」
転職を考えた時、転職エージェントの利用が思い浮かびますが、そもそも転職エージェントがどういったものか、詳しく分からない人は多いです。
この記事では転職エージェントについて、転職が初めてでも分かりやすいよう図解も交え、仕組みやメリット・デメリットを紹介しています。おすすめな人や、転職エージェントの選び方についても解説しているので、転職活動を始める参考にしてください。
目次
転職エージェントとは?【図解】
無料で転職サポートを受けられる
転職エージェントとは、担当者が求職者のキャリア相談やキャリア戦略立案、求人紹介や書類・面接対策など転職活動を全般的に無料でサポートするサービスです。
内定までのサポートだけでなく、給与交渉や入社日の調整、転職後の立ち回りについてのサポートもあり、転職活動を支える心強い存在と言えます。
転職エージェントの仕組み・無料の理由
転職エージェントは企業に応募者を紹介し、転職させることで紹介企業から報酬を得ています。応募者を求人企業に転職させることで、一般に転職者の年収の30%程度の報酬を得ています。
転職エージェント(有料職業紹介事業会社)が、求職者から手数料を得ることは法律で禁じられており、基本的に応募者に登録料や手数料などの費用は一切発生しません。
また、一般的に転職者が短期間で辞めた場合、転職エージェントは企業に報酬を返金するため、無理な転職を勧められることは通常ありません。
転職エージェントの役割
- 転職知識やキャリア戦略の考え方を指導
- キャリアの棚卸しやアピール点の整理
- 経験や希望に応じた求人紹介
- 書類添削や面接対策
- 内定後の交渉
転職の基礎知識やキャリア戦略の考え方を指導
転職エージェントでは、転職活動の基礎知識やキャリアの考え方を学べます。転職の基礎知識はもちろん、転職市場の動向や転職先業界の裏事情にも精通した、プロのアドバイスを受けて転職活動を始められます。
キャリアの棚卸しやアピール点の整理
転職エージェントでは、担当者との面談で応募者の経歴や実績、知識を整理するキャリアの棚卸しを行います。応募者の強みを見つけて、企業へのアピール点をまとめるサポートをします。
「自分の強みが分からない」「自信がない」といった人でも、転職エージェントを使うことで自身の魅力をアピールして、優良企業に転職できる可能性が上がります。
経験や希望に応じた求人紹介
転職エージェントが保有する豊富な求人から、応募者に合った求人を紹介します。転職エージェントは非公開求人を多く保有しており、利用しなければ出会えない求人に巡り合えることも、転職エージェントを利用するメリットです。
また、企業と交渉し、応募条件の緩和や推薦文の作成などを行ってくれることもあり、求人の選択肢が増えることも魅力的な点です。
非公開求人とは?
- 非公開求人は、企業が「企業戦略を隠す」「応募の集中を避ける」などの理由で、一般公開していない求人です。
一般に公開求人より好待遇なことが多く、非公開求人が多いほど魅力的な求人に出会える可能性が高いです。
書類添削や面接対策
履歴書や職務経歴書などの書き方の相談・指導や添削、面接での話し方や想定質問の案内、模擬面接などのサポートも行います。企業ごとにアピールすべき点や面接での質問が異なりますが、個々人や個別の企業に合わせた対策を受けられるのが魅力です。
過去の面接事例や転職者のデータを活かして、質問例やメインに伝えるべき内容、面接の雰囲気や面接担当者まで、エージェントが知りうる限りの情報を共有してくれます。事前準備を入念に行え、有利に面接に臨めます。
内定後の交渉
選考通過後も入社日や給与などについての交渉を代行してもらえます。個人では給与の交渉などは難しいですが、プロに頼むことで個人応募より好待遇で転職できる可能性があります。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと混同されがちなものに、転職サイトがあります。担当者の存在が、転職エージェントとサイトの大きな違いです。どちらか片方しか利用できないわけではないので、併用して上手く転職活動を進めましょう。
気軽さの違い
気軽さでは、担当者の介入のない転職サイトの方が勝ります。転職サイトでは自分のペースで求人検索や応募が可能ですが、転職エージェントでは基本的に求人探しも応募も担当者を通す必要があります。
サポートの違い
転職エージェントでは、転職活動の全てで手厚いサポートを受けられますが、転職サイトでは全て1人で活動する必要があります。自分のペースで転職活動ができるのが、転職サイトのメリットと言えますが、サポートが欲しいなら転職エージェントを利用すべきです。
求人の違い
転職エージェントに比べ、転職サイトの方が多くの求人を保有している傾向にあります。ただし転職エージェントでは、非公開求人の閲覧ができるメリットがあり、転職エージェントの方が求人の質は比較的高いと言えます。
転職エージェントのメリット6つ
- 無料で利用可能
- 最適な求人の提案
- 非公開・独占求人の閲覧
- 選考通過率アップ
- 企業とのやり取りの代行
- キャリア相談
無料で利用できる
転職エージェントは、基本的に無料で利用できます。転職エージェントは採用する企業側から、紹介手数料として報酬をもらっているので求職者への金銭的な負担が一切なく、最初から最後まで一切費用がかかりません。
自分に合った求人を探してくれる
転職エージェントは、求職者の希望条件にあった就職先を探してくれます。求職者自身で転職サイトから企業を探すより、効率的かつ手間をかけずに目的の企業に出会いやすいことは大きなメリットです。
非公開・独占求人に出会える
転職エージェントには、一般に公開されていない求人や、独占保有している求人があります。1人で調べるだけでは出会えない、優良企業の求人に出会えるのも転職エージェントのメリットです。
書類・面接通過率が上がる
転職エージェントでは、書類添削や面接対策があり、選考を通過できる可能性が上がります。過去の面接事例や企業とのつながりを活かした、希望企業に合わせた文の書き方や、面接の答え方のレクチャーを受けられます。
条件交渉や日程調整の代行がある
転職エージェントは応募者の希望を基に、応募条件や待遇に関する交渉や、面接や入社日の日程調整の代行をしてくれます。給与や残業時間の交渉を代行してもらえるため、個人で応募するより、良い条件で転職できる可能性があります。
キャリアの相談ができる
転職エージェントでは、そもそも転職すべきかどうかや、キャリアプラン立案の相談ができます。
例えば年収を上げるなら「未経験でも年収が上がりやすい人材業界に転職し、その経験を活かしてITや広告業界へ転職すべき」といった、応募者の経験に応じたアドバイスを得られます。
キャリアプランという人生に直結する悩みについて、プロに無料で相談できるのは大きなメリットです。他にも、円満退職の方法や家族への伝え方など、転職に直接関わらない相談も可能で、転職後でも話を聞けることが魅力です。
転職エージェントのデメリット4つ
- 応募までの時間が長い
- 転職エージェントや担当者の質は様々
- サポート期間が限定的な場合がある
- 自分のペースで進めにくい
応募までの時間が長い
転職エージェントは、求職者とのヒアリングをしっかりとこなしてから企業紹介を行うため、応募までの時間が長いです。担当者からやり取りの返事がすぐ来るとも限らず、転職プロセスでは時間が掛かりがちです。
さらに、転職エージェントの社内選考が行われる場合もあり、時間が必要で選考次第で希望の企業を紹介してもらえない可能性もあります。
転職サイトなら、ワンタップで応募も可能ですが、気になった企業にサクッと応募するといった気軽さは転職エージェントでは難しいです。
質の悪い転職エージェントや担当者もいる
現在日本には2万以上の転職エージェントがあり、中には質の悪い転職エージェントやキャリアアドバイザー(担当者)も存在します。大手だから安心というわけでもないので、利用時は複数併用して、自分に合う担当者を見つけましょう。
サポート期間が決まっていることがある
転職エージェントの中には、リクルートエージェントやdodaのように利用期間は3ヶ月といった、サポート期間が限定されているサービスもあります。利用する転職エージェントによっては、短期的な転職を促され、納得のいく転職につながらない恐れがあります。
自分のペースで進めにくい
転職エージェントを利用した転職活動は、やり取りや求人紹介を担当者が代行してくれる反面、自分のペースで転職活動を進めにくいというデメリットがあります。
担当者の活動ペースが自分と合わない場合は、担当者に相談してやり取りを最小限にしてもらいましょう。
転職エージェントを利用した方が良い人
会社に在職中の人
転職エージェントは、会社に勤めながら利用する方が大勢います。エージェントが希望条件から企業選定を行ってくれる上に、面接のスケジューリングまで行ってくれるため、忙しい方の転職活動に優れています。
土日でも対応しているので、在職中で忙しいという人にこそ、転職エージェントはおすすめです。
スキルやキャリアの棚卸し・整理が苦手な人
自身のスキルやキャリアの整理が苦手で、キャリアプランが定まっていない人は、転職エージェントを使うべきです。プロに相談することで、頭になかったキャリアや自身の強みに気づけたり、歩むべきキャリアが明確になります。
担当者が面談を通してキャリアの棚卸しを行い、企業にアピールすべき点を整理してくれるため、自分に自信のない人にもおすすめです。
条件面の調整・交渉に不慣れな人
多くの人に当てはまりますが、条件面での交渉などに不慣れな人にも転職エージェントはおすすめです。企業との日程調整の代行だけでなく、転職に伴う年収交渉を、転職エージェントが行ってくれます。
一人で転職活動を行うと、求人情報通りに給与が決まりがちですが、年収が上がれば転職エージェントの報酬も上がることから、エージェントはできる限り希望年収に合わせて企業に働きかけてくれます。
転職エージェントを利用しないほうがい良い人
自分のペースで転職活動をしたい人
自分が受けたい企業を好きなタイミングで応募して、自分のペースで転職活動を行いたい人は、転職エージェントは向きません。
転職エージェントでは、じっくりヒアリングを重ねて希望条件に沿った企業を提示してから応募に至るため、転職サイトと違って応募までに時間がかかってしまいます。
求人を依頼していない組織に転職したい人
自分が転職したい企業が、転職エージェントに登録されていない場合は、転職エージェントの利用は向いていません。コーポレートサイトや転職サイトから求人を探す必要があります。
学校法人やNPO、NGOといった組織は転職エージェントでは取り扱っていないことが多く、自分が転職したい企業や職種次第で転職活動の方法は変わります。
転職エージェントの良い評判と悪い評判
転職エージェントの良い口コミ
〇良い口コミ |
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転職エージェント早めに面談して良かった。。。キャリアパスを真剣に考えるきっかけになった。
このままsierにいるか、web系エンジニアになるか悩む。
頭が死ぬほど混乱している。。— かしわ| ひよっこseの戯言 (@zaregotonanode) January 24, 2022
転職エージェントと面談して良かったなと思ったのは、その方とても話を引き出すのがお上手なのかあれこれ話してるうちに、私がなんで転職活動しようと思ってるのか言語化できたんですよね。
あ、私そういう仕事したいと思ってるんだ。というそんなふんわりした状態でも面談受けるのアリですよ☺️
— さぬ????転職活動中ブロガー (@sanu_tenshoku) February 12, 2021
転職に関しては、転職エージェント通した方がいい。
一旦派遣になったけど再度正社員に戻れたのは転職エージェントのおかげ。
時間的にも効率良かったし、交渉てくれて要望も遠慮なく伝えられてよかった!
もう雇われて働くつもりはないけど、転職活動することあるならエージェント経由するつもり!
— きぃ???? FXデイトレ勉強中 (@kii_k_i_i) December 24, 2021
転職エージェントの悪い口コミ
×悪い口コミ |
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くそぅ…転職エージェントめ…
openworkの口コミ低い企業ばっかおすすめしやがって…— ペンタトニー@転職中 (@hcg5egOOveaVqMD) June 4, 2021
某大手転職エージェント対応悪すぎてやばい。これで3度目なんやけど…
こんな対応で高い紹介費とるとかふざけてるわ….— ななし (@nanashi03619) June 1, 2021
年収を上げるために転職活動を少し始めているのだが、転職エージェントによって本当に違うなと実感
話とか考え方が合わないと時間の無駄になりかねない
— タカ (@taka28invest) December 22, 2021
転職エージェントの裏事情
転職エージェントに見捨てられることがある
まさか転職エージェントサイトが登録した瞬間からガツガツ来るタイプとは思ってなかったんだけど、向こうだって金かかってるんだからそりゃあ速攻で食らいつくし見込みの無い奴は見捨てるよな
— 相模カズサ (@kazusa_sgm) November 23, 2019
転職エージェントは、応募者のやる気が感じられない、転職の見込みがないとなった場合、応募者を見捨てることがあります。応募者が転職しなければ転職エージェントは報酬を得られないため、担当者は転職意思の強い応募者を優先的にサポートします。
確実に転職を成功させたいなら、担当者に早めに転職したい旨を明確に伝え、少なくとも2週間に一度は担当者と連絡を取り合うようにしましょう。
また、浅い経歴でハイクラスの転職エージェントに申し込むなど、自身に合わない転職エージェントの場合、紹介できる求人がなく申込みを断られることもあります。
希望と異なる求人の紹介がある
ほんまこれ思う。転職エージェントも利用してるけど、提示した条件満たさなかったり、自分が企業の応募条件に合わないのにおすすめ案件として進めてきたりする。
すごく頼りになりそうって思った担当さんだけど、まあ仕事だよね。それはそれとして自分の条件が三、四ヶ月の転職活動で明白になってきた https://t.co/STUkGV7YiQ— ????糸屯・アロハ・パーティー???????? (@1ch1I) November 27, 2021
転職エージェントは、応募者の希望と異なる求人を紹介することがあります。基本的には応募者の経験やキャリアを考えて、新たな選択肢を提示してくれますが、紹介報酬の高い求人や誰でも採用する求人を適当に紹介してくる場合もあります。
条件と異なるからと無下にすべきではありませんが、紹介した理由を聞いたり「転職会議」や「OpenWork」を利用するなど自身でも企業分析を行い、適切な求人か判断することも重要です。
転職や内定承諾を急かしてくる
転職エージェントは正直使わないほうが良かった
しつこいし急かされただけでした— だめんず (@wLRdjfMLOBytNih) December 15, 2021
転職エージェントは応募者が入社して売り上げが出る仕組みなので、担当者のノルマ達成や成果を上げるために、転職を急かしてくることがあります。転職や内定承諾を急かすような担当者や、相性が悪いと感じる場合は担当者の変更をお願いしましょう。
転職エージェントを選ぶ際のポイント
転職エージェントは複数併用する
エージェントの種類 | 紹介先企業 |
---|---|
総合型 | 業職種問わず紹介 |
特化型 | 特定の業職種・年収・年齢に特化 |
転職エージェントは、3~4社併用するのがおすすめです。非公開求人を含め、求人を幅広く見ることができ、相性の良い担当者にも出会える確率が上がり、多様なアドバイスを受けられます。
併用数が多く管理しきれない場合は、利用する転職エージェントを絞りましょう。登録は無料で、退会もいつでもできるので、初めに複数登録して相性の良い転職エージェントを見つけるのがおすすめです。
大手総合型転職エージェントに2~3社登録
【大手】おすすめ転職エージェント | ||||||||
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リクルートエージェント | dodaエージェント | マイナビエージェント |
大手の総合型転職エージェントは、膨大な数の求人を網羅的に保有しており、登録するだけで転職先の選択肢を増やせます。非公開求人も多く、複数利用することで良質な求人に出会える可能性が高まります。
また、体系化されたサポートや幅広い業界の求人があるため、転職が初めての人や志望先が定まっていない人は初めに大手総合型に登録すべきです。
特化型転職エージェントに1~2社登録
【特化型】おすすめ転職エージェント | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IT | ハイクラス | コンサル | ||||||
レバテックキャリア | ビズリーチ | アクシス コンサルティング |
||||||
3.3 ★★★☆☆ | 3.5 ★★★★☆ | 3.3 ★★★☆☆ |
希望業界が決まっている場合は、特化型の転職エージェントも利用しましょう。IT業界やハイクラス向けなど特定の領域の求人を多数保有しており、業界に特化したアドバイスや業界とのつながりを活かして選考に臨めるのが魅力です。
属性に合った転職エージェントを使う
【属性別】おすすめ転職エージェント | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
若年層 | 30~40代以上 | 女性 | ||||||
ハタラクティブ | ビズリーチ | 女性の転職 (マイナビ) |
||||||
3.3 ★★★☆☆ | 3.5 ★★★★☆ | 3.3 ★★★☆☆ |
転職エージェントを選ぶ際は、自身の属性に合った転職エージェントを利用しましょう。20代向けやフリーター向けなど、転職エージェントの強みと自身の属性があったサービスを選ぶことで、転職の成功につながります。
求人数や実績を確認する
転職エージェントを選ぶ際は、求人数や転職実績に注目しましょう。実績が多いほど、書類や面接対策のノウハウが蓄積されており、転職成功確率が高まります。求人が多いほど、選択肢が増え、理想の求人に出会える確率が高まります。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントの人気ランキング | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 2位 | 3位 | ||||||
リクルートエージェント | dodaエージェント | マイナビエージェント | ||||||
4.0 ★★★★☆ | 3.4 ★★★☆☆ | 3.4 ★★★☆☆ |
リクルートエージェント
転職初めに登録したいNo.1エージェント
(出典:リクルートエージェント)
リクルートエージェントのポイント
- 転職成功実績No.1
- 業界最多40万件超の求人数
- 転職活動のサポートツールも充実
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
163,163件 |
非公開求人数 |
239,473件 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 |
エリア |
|
リクルートエージェントのメリット
- 全国どの職種でも求人が見つかる
- リクルートエージェントは、求人数・実績ともNo.1の転職エージェントです。公開非公開合わせて、約30万件の求人数を誇り、第2位のdoda10万件を大きく引き離しています。求人件数だけ見ても、転職を考え始めたら初めに登録すべきエージェントだと言えます。
- 初めての転職にも便利なサポート
- リクルートエージェントでは、業界最大手ならではの手厚いサポートを受けられる点も魅力です。簡単に職務経歴書を作成することができる「職務経歴書エディター」や面接対策セミナー、転職希望先企業の想定質問などを用意してくれます。
- 転職エージェントが年収などを交渉
- 転職エージェントは、年収はもちろん、面接などの日時調整を代行してくれます。リクルートエージェントは転職者累計37万人以上の実績データを公開していて、リクルートエージェントを利用した転職者のうち、6割以上の方が年収アップを実現しています。
リクルートエージェントのデメリット
- 3ヶ月の期間限定
- リクルートエージェントの転職支援サービスの提供期間は、面談から転職先が決まるまでの約3ヵ月が目安です。期間が限られている中でメリハリある転職活動をする必要があります。
- 紹介先の豊富さはデメリットにもなる
- リクルートキャリアでは紹介先企業が豊富であるため、担当によっては希望していない業種業界を紹介されてしまう可能性があります。もちろん、断ることは可能ですが、グイグイ紹介されるのが苦手な方は担当者を変えてもらうのがおすすめです。
リクルートエージェントの評判と口コミ
doda
リクルートと共に登録すべきエージェント
(出典:dodaエージェント)
dodaのポイント
- 転職者満足度No.1
- 会員数が業界最大級の約600万人
- 転職サイトと一体化して利用可能
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
123,145件 |
非公開求人数 |
37,057件 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 |
エリア |
|
dodaのメリット
- 国内大手エージェントの1社
- dodaは、国内で2番目に多い求人を保有している最大手エージェントの1社です。豊富な求人数はもちろん、求職者への親切なサポートが口コミでも好評で、電通の口コミ数調べで「転職者満足度No.1」も獲得しています。
- いち早くオンライン面談や転職フェアに着手
- dodaは、コロナ禍に入る前からオンライン化に取り組んでいます。オンライン面談はもちろんですが、転職フェアをオンラインした「転職フェア セレクト」は会場などに向かわずに、希望する会社のお話を聞くことができます。
- 業界随一のイベントを開催
- dodaはエージェントを通しての転職支援とは別に、各種イベントも活発に開催しています。例えば、300社以上が集まる国内最大級の転職フェアを開催していて、好きな会社の説明を聞くことが可能です。もちろん、転職やキャリアアップセミナーなども充実していて、サポート体制にぬかりがありません。
専門家 | リクルートエージェントとdoda。この2社だけは最低限登録して転職率を上げましょう。無料なのでデメリットがありません! |
dodaのデメリット
- 3ヶ月の期間限定
- doda転職エージェントは、面談から転職先が決まるまでの約3ヵ月が目安です。dodaに限った話ではなく、3ヶ月サポートがエージェントサービスでは一般的(人件費の兼ね合い)なので、期間内に転職をできるだけ成功させなければいけません。
- 企業紹介メールが多い
- doda転職エージェントに登録すると、転職サイトも一緒に利用できるようになります。1アカウントでどちらも使用できるのは便利ですが、一日に何十件もメールが届くようになってしまい、ブロックも難しいのが難点です。
dodaの評判と口コミ
マイナビエージェント
20代〜30代の転職に強い転職エージェント
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
非公開 |
非公開求人数 |
非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 |
エリア |
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マイナビエージェントのメリット
- 新卒就活大手の強みを活かした若年層求人
- マイナビエージェントは、20代~30代に向けた転職案件が豊富であり、20代に信頼されている転職エージェントNo.1に選ばれています。運営元のマイナビは、国内最大級の就職情報サイトも運営しているため、若手が欲しいという企業とのコネクションを活かした求人案件が豊富です。
- 企業情報や業界に精通したキャリアアドバイザー
- マイナビエージェントでは、求職者が志望する業界毎に専任のアドバイザーが就任してくれます。転職ノウハウはもちろん、業界や企業毎の細やかなデータを所持しているため、求人票だけでは知りえない情報をもとに志望企業とのマッチング精度が高くなります。
- 未経験者の転職にも強い
- マイナビエージェントは20代に対しての転職実績が豊富であり、未経験転職のサポートに精通しています。未経験転職向けの面接対策セミナーや職務経歴書へのアドバイス、模擬面接を回数制限なく受けられる手厚いサポートも人気です。
マイナビエージェントのデメリット
- 非公開求人数の割合が多い
- マイナビエージェントは非公開求人数の割合が80%と多く、登録するまで20%の求人しか見ることができません。マイナビエージェントだけが非公開求人の割合が多いため「どのような企業を紹介してもらえるのか?」がすぐに見れないのが残念です。
- 40代以上であれば求人件数が少ない
- マイナビエージェントは20代~30代向けの求人が強いですが、40代以降はリクルートキャリアなどに求人数で劣ります。
マイナビエージェントの評判と口コミ
転職エージェントの使い方・利用の流れ
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STEP1
転職エージェントへ登録
転職エージェントには、スマホやパソコンから登録できます。希望職種や年収、転職時期、希望勤務地などを入力することで登録が完了します。
転職エージェント利用には一切お金がかからないため、人気の転職エージェントに複数登録して有利に活動を進めましょう。
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STEP2
エージェントから連絡
登録内容を見て、エージェントから面談の日程調整の連絡がきます。連絡は、転職エージェント登録から5営業日以内に来るのが目安です。
希望する条件にぴったりの企業があれば、同時に日程調整と同時に求人情報を紹介してもらえることもあります。
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STEP3
キャリアアドバイザーと面談(オンライン可能)
キャリアアドバイザーと呼ばれる、志望業界や職種に精通したコンサルタントと面談します。改めて希望条件を確認して、その場で求人を紹介してもらえたり、今後の紹介企業を探す目安をお互いに把握します。
キャリアアドバイザーは話を聞いて、企業を紹介するだけがお仕事ではありません。求職者の意向と経験を踏まえて、今後どのような業種業界、会社にアプローチするかの戦略を一緒に立ててくれます。
慣れない転職活動のなかで、自分の強みや弱み、ここまでのキャリア分析などのやり方がわからない場合、アドバイザーが整理を行ってくれます。面談や経歴書に活きる内容を教えてくれるので、積極的に活用しましょう。
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STEP4
企業紹介・職務経歴書添削・面接対策
キャリアアドバイザーが面談内容をもとに、ピッタリの企業を紹介してくれます。少なくても1~3社、多いときは5~6社の紹介を受けられるため、改めて自分にあっているかどうかを確認して、選考に進むか否かを決定しましょう。
志望した企業に合わせて、キャリアアドバイザーから職務経歴書の添削や面接の対策も行ってくれます。
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STEP5
応募・書類選考・面接
志望した企業の選考に進んでからも、エージェント企業のサポートは続きます。書類選考を代行したり、面接日の調整などは全てエージェント側が行ってくれます。
合格した場合、見送りになった場合どちらであってもフィードバックを貰えるため、転職活動がスムーズに進行できます。
-
STEP6
内定・入社調整・退職交渉
めでたく内定をもらったあとの交渉も、エージェントがお手伝いします。希望に従い、入社日の設定を行ってくれるだけでなく、現在勤めている企業があれば円満退職できるようにアドバイスをもらうことが可能です。
退職が難しい場合は退職代行の利用もあり
退職に踏み切りたくても上司に相談ができないでいる人には、退職代行がおすすめです。上司と顔を合わせることなく、スムーズに会社を退職できます。
中でも、退職代行Jobsを利用するのがおすすめです。退職代行Jobsは、退職が完了するまで追加料金・期間制限なしでサポートを受けられ、有給の申請や社宅からの引っ越しサポートも行っています。
退職を代行してくれるだけではなく、退職サポートが豊富な退職Jobsを、ぜひこの機会に試してみましょう。
退職代行おすすめ3選
退職代行 | 特徴 |
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Jobs |
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辞めるんです |
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ニコイチ |
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おすすめの退職代行サービスは、上記3社です。いずれも弁護士監修を受けているサービスなので安心して利用でき、100%の確率で退職できます。
また、料金は3社とも一律27,000円で利用可能です。退職代行Jobsのみ、より円満な退職を希望する方向けに、労働組合が交渉に入る「安心パックプラン(29,000円)」も提供しています。
3社ともLINEで無料相談が可能なので、退職代行を依頼する前にまずは気軽に相談してみましょう。
転職エージェントを最大限活用する方法
- 連絡はこまめにとる
- 転職希望時期はすぐ
- 合わなければ担当を変える
- 経歴やスキルは正直に
- 疑問点や不安点は全て確認
- 同じ求人に別転職エージェントから応募しない
- 1社だけで決めない
- 礼儀やマナーは守る
連絡はこまめにとる
転職エージェントに登録後は、こまめに連絡を取るようにしましょう。連絡がない場合、担当者が外れたり、転職先が決まったものとして対応が後回しにされてしまいます。少なくとも2週間に1度は連絡を取るようにしましょう。
転職希望時期はすぐ
転職エージェントに、「転職希望時期はすぐにでも」と伝えましょう。転職エージェントは応募者が転職しないと売上が上がらないため、転職意思の強い応募者を優先的に対応します。転職に強い希望を見せることで、担当者からの優先順位を上げましょう。
合わなければ担当を変える
担当者が合わないと感じたら、遠慮せず変更を申し出ましょう。転職は自身の人生にも大きく関わるので、不安は少しでも無くして転職活動を進めるべきです。
他の人の話を聞いてみたい、色々な意見を参考にしたいといった旨で変更の希望を伝えてみましょう。
推薦文を確認
転職エージェントは、応募書類とともに推薦文を企業に提出することがありますが、自身でも推薦文を確認しましょう。担当者によっては、おざなりな推薦文のこともあるので、確認して場合によっては担当者の変更もお願いすべきです。
経歴やスキルは正直に
経歴やスキルは正直に書きましょう。虚偽の内容がある場合、担当者が適切な求人を紹介できず、入社できたとしても自身が辛い目にあいます。また、バレた際に担当者からの信用も失うので、転職成功のためには、経歴やスキルは正直に書きましょう。
経歴やスキルが足りなくとも、担当の推薦で応募できたり、足りないなりの対処法を教えてもらえます。
疑問点や不安点は全て確認
転職活動時に感じた疑問点や不安点は、全て確認・解決すべきです。転職は人生を左右するものなので、後悔のないよう行いましょう。もし担当者が質問を多くして嫌がるようなら、担当者の変更をお願いすべきです。
同じ求人に別転職エージェントから応募しない
同じ求人に複数箇所から応募する「二重応募」はご法度です。求人企業に、自己管理ができない人材と評価されたり、採用が滞ってしまったりする可能性があるからです。
実際、トラブル調整に1か月かかりその間に応募が終わってしまったという例もありました。複数のエージェントに登録している場合は、二重応募をしてしまう可能性があるので、エクセルやメモなどで応募企業をしっかり自己管理することが重要です。
1社だけで決めない
内定をもらっても、すぐに入社を決めるのは危険です。転職エージェントは、求職者を企業に入社させることで紹介料をもらう仕組みなので、内定が出れば入社を促すようなアクションを取ってくるでしょう。
その際、言われるがままに入社意思を示さず、他にもっと好条件な会社が無いか考えるべきです。熟考したうえで、1社目に決定するのは全く問題ありませんが、転職を急いでいないなら2~3社は受けてみましょう。
礼儀やマナーは守る
礼儀やマナーは守って、担当者とは接しましょう。相手も1人の人間なので、礼儀に欠けた応募者とは真面目に向き合う気がなくなります。転職をサポートしてくれる仲間なので、いい関係で転職を進められるよう、礼儀やマナーはしっかりしましょう。
転職エージェントのよくある質問
よくある質問 目次 |
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▼本当に無料ですか? ▼すぐ転職するつもりはないけど相談していいの? ▼エージェント登録から企業紹介の時間はどれくらい? ▼紹介された企業を断ってもいいんですか? ▼転職相談はメールと電話どちらが良いですか? ▼転職エージェントの担当変更はどうやるの? ▼女性向けの転職エージェントはある? |
本当に無料ですか?
無料の転職エージェントが圧倒的です。登録からキャリアカウンセリング、応募書類の添削、面談対策、年収交渉、退職から入社までのサポートすべてが無料です。
「ビズリーチ」など、有料プランがある転職サービスもありますが、日本にあるほとんどのエージェントが無料であり、追加料金などもとられることはありません。
すぐに転職するつもりはないけど相談していいの?
問題ありません。実際に転職エージェントに登録する人の多くが「半年後以降」に「転職する可能性がある」レベルで相談しています。エージェントとしても時間を書けたほうが良い企業を紹介しやすくなるので、躊躇せず相談して大丈夫です。
エージェント登録から企業紹介までの時間はどれくらい?
人によって異なります。エージェント登録から面談を2日間で行い即企業を紹介してくれるケースもあれば、条件によっては1週間以上の時間がかかるケースがあります。
紹介された企業を断ってもいいんですか?
転職エージェントに紹介された企業は、必ず応募する必要はありません。また、選考途中に断ることも求職者の自由です。
転職相談はメールと電話どちらが良いですか?
急いでいる場合や忙しい方は電話がおすすめです。ゆっくり考えながらやり取りしたい方や電話が苦手な方はメールで相談してみましょう。
転職エージェントの担当変更はどうやるの?
担当の変更は、メールまたは電話で行います。エージェント側もプロなので後腐れなく変更できますが、メールでのご連絡のほうが気が楽かもしれません。リクルートエージェントでは専用の依頼フォームも用意されています。
女性向けの転職エージェントはある?
あります。type女性の転職エージェントが有名です。
まとめ
転職エージェントは、キャリア相談や非公開求人の紹介、書類・面接対策などのサポートを無料で行ってくれるサービスです。年収などの交渉代行もあり、より良い待遇で転職できる可能性も高いため、転職エージェントを使わない理由は基本的にありません。
質の悪い担当者に当たったり、自分のペースで進めにくいといったデメリットもありますが、転職エージェントを併用し担当者としっかり相談することでデメリットは解消可能です。